風の吹きのはじめの雨粒一つ

スコットランド・ゲール語を学ぼう!

RUNRIG)「一生一度」Once in a Lifetimeのアルバム

30年のバンド活動を経て、先月活動を終えたRUNRIGというロックバンドは、アルバム14枚を作成し、リリースしたことがあります。RUNRIGを結成したメンバーは、「ハイランド地方」という高地地方やヘブリディーズ諸島ゲール語圏で生まれ育、山の奥から発祥したスコットランドの代表的なロック・サウンドが特徴です。日本人ファンのブログでの言葉を借りると、「ロックでありながらもトラッド的な味わいが濃厚」、または、「元々ゲール語で歌うロック・バンドとして注目を集めたのですが、ゲール語の曲は当然のこと、英語の曲であっても、彼らの音楽のベースには常にスコットランドの伝統色が感じられます」のようなバンドですね。

私は、都会へ長時間の通勤をするとき、この「山奥に発祥した」濃厚なロックサウンドをよく聞きたくなります。聞くと、心が盛り上がります。バンドのキャリアの終盤で「Once in a Lifetime」(一生一度)という最も評価されたアルバムを少し紹介します。このアルバムは、1988年に発売されました。アルバム名は、先にリリースされた曲Protect and Survive(守り、生き残る)の一節に基づいています:Once in a Lifetime, you live and love; once in a lifetime, you die; once in a lifetime, the sun goes down, protect and survive (一生一度に愛して、生きる。一生一度に死ぬ。一生一度に太陽が沈む、守り、生き残る)

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このアルバムのすべての曲はすばらしいと言えます。これは、多くの人の評価です。このアルバムのライヴ演奏は特に印象的でした。コンサートやアルバムからは、Dance Called AmericaやChì mi an Geamhradh (スコット・ゲール語「冬を観ます」)やSkye(スカイ島)やLoch Lomond(ボニー・バンクス・オー・ロッホ・ローモンド』等の曲を電車でよく聞きます。Loch Lomondは、下記のようなコーラスがあります。

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  めぐりあえる日 夢みた
  なつかしの みずうみ
  いま美しく はるひらき
  あこがれ遠く はばたく (翻訳者:片岡輝